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ASUS ZenWatch を買ってみた。

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SmartWatch
もうかれこれ30数年ぐらい前に所有していた、セイコー・デジボーグ・シルバーウェーブというデジタル腕時計の事を急に思い出したので、中古でいい出物があれば入手したいなと思いたち、ネットであれこれ検索してみたらメガテン状態になってしまった。国内で8万とか9万、海外ebayでも同等のプレミア価格が付いており、とてもじゃないけど出したいと思える金額の範疇を大幅に超えていたので、早々に入手を諦めることに。どーしたこれ?一時期のハミルトン LED パルサーみたいな感じなんだけど何かあったのかね?

メタルギア・ソリッドとのコラボで中途半端な復刻をしたせいで当時モノの良さが改めて取りざたされてるのかな。知らんけど。1981年発売で007オクトパシーでジェームス・ボンドが腕にはめていて、近未来的な文字盤が無性に格好良かった思い出があるけど、今回の復刻は全くもってイケてないと思うのは余談(笑)

ボンドを支えた秘密兵器 セイコー・デジタル!| Gressive
<WIRED × METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN> コラボレーションウオッチ「デジボーグ」をリリース



仕方がないので方針変更して、ジャンクでもいいからどこかに安いが落ちてないかと探していたところに見つけてしまったのが、pebble のウォッチフェイスになってるデジボーグ


なんてこった。欲しいフェイスの時計があるなら、スマートウォッチのフェイスで楽しめば良い(著作権に抵触しない範囲で)のかと思いついたのが運のつき。てなわけで、まったくノーマークだったスマートウォッチが手元に来てるの図w android wear で一番人気は moto 360 っぽいけど、完全円形では無いフラットタイヤな文字盤がどうなんんだろう?というのと、手持ちの時計に角型が無かったというのもあって、Asus の ZenWatch をリーズナブルな金額で入手。(価格が一番の理由w)



スマートウォッチに関しては、まだ時期尚早だな(稼働時間が短い, 費用対効果的にはまだ高い等)と思っていて見送っていた経緯もあったんだけど、いざ使用してみると、これはこれでなかなか具合がいい。

ウォッチフェイスに関して言うと、某所であれこれ落としていろいろ変えてはみたものの、デバイス自体がタッチパネル液晶というフラットな素材の為、アナログウォッチのフェイスを入れてもどこかしら物足りない。アナログ・フェイスはやはり立体的な造形美があってこそ映えるのだろうね。

ただ、気分によっていろいろと変えられるのはとてもよろしいので、そういうのが好きな人には買って損の無いガジェットかな。気に入ったものが無ければ自分で作れるし…ま、android wear に限っての話だとは思うが。

機能面についても、google now との連携で手元に通知が来るのはとても便利。基本的にはスマホの通知領域が腕に拡張されるイメージで、メールやライン通知、明日の天気、雨アラーム、Amazonからの発送通知、着信通知エトセトラが手元で受けられるのはありがたい。電車の中で本を読んでいる時にいちいちスマホを出し入れしなくて済むし、スマホの画面を見る頻度が結構少なくなった。

一方で、通知があるといったん腕時計の画面いっぱいに表示されるので、ラインの通知本文やメールのタイトルが丸見えになったりするのはいただけない。また、意外に時計側の通知バイブが大きくて、オフィスでデスクワークをしている時などはうるさくて周りに丸わかりになるので、通知をミュートにせざるを得ないのはどうしたものか。通知設定の方法がもう一段きめ細かくできる様になれば、よりステルス性が高まって良いかなと思う。

それと、最大の留意点は、やはり電池もちに関する点。使用しているウォッチフェイスの問題なのか、android wear 本体の安定性の問題なのか、スマホとのブルートゥース通信が頻繁に切れたりフリーズしたりして、気がついたら時計の電池残量が数%になってシャットダウンし、ただのブレスレットに成り下がっていた事が何度かあったので、何も気にせず使うにはまだもう少しこなれる必要がある。毎晩充電しないといけないしね。(写真のフェイスに変えたら帰宅時で残30%程度に改善)


後はなんだかんだと言っても、ZenWatch に関して言えば、デザインの発想がデジタルガジェット。それなりに時計らしい作りでスーツにも合うようなデザイン性の高さはあれど、恐らく時計を徹底的に研究したであろう apple watch のデザインの足元にも及ばない。(価格は別にして)

うちのジンガイのシャチョーがアップルウォッチのミラネーゼバンドのやつを持っていたので、ちょっと俺のと交換しろ触らせろって言って見せてもらったけど、風防の面取り部や、リューズの造形、ケースの質感、どれをとっても、腕時計としての質がとても高い。うまく言えないけど、まず、時計としてのデザインがあった上でプロダクトを昇華させている感じかな。

asus の zenwatchは、文字盤部のベゼルが広すぎるのと、上下でシンメトリーじゃないので、角度的に不細工に見える場合が多々ある。ケースの設計でどうにでもなりそうな感じなのでもう少し何とかならなかったのかと小一時間ほど詰めたい。ハードをあの大きさに実装するうえでの制約があった上での妥協だろうけど、細部の詰めの甘さにアプローチの仕方の違いを感じる。


まぁ、とはいえ、陳腐化のサイクルが早いデジタルガジェットという根本から考えた場合、どこで妥協できるかというと自分の場合はまだこの辺(20k~30k)かなという事で、次は稼働時間の長い pbble time steel でも買ってみるかな。



と思うものの、やっぱ機械式の腕時計がいいなぁ(笑)

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